レトロなわたし

更年期からのくらし 今だからわかる悩み楽しみ

神様のおぼしめし

今週のお題「試験の思い出」40年前の大学受験当日のこと。

東京のマンモス私大を受けに行った日。

 

月並みな広さの教室で

あと10分ほどで、試験が始まろうとしていた。

 

試験官のおじさんが、

手元のファイルと、

机に置いた顔写真入りの受験票を

1人ずつ照らし合わせながら

後ろから歩いてきた。

 

気持ちを集中させることに必死だった私は、

なぜか自分のかたわらに、

覆いかぶさるような人の気配を感じた。

 

顔を上げると、

そこに試験官のおじさんが立っていて、

そして言った。

 

「あれ?

   ここの席、男の子のはずだけど?」

 

え〜〜〜〜〜〜〜

私は男の子だったのか?!

 

いや違う違うそうじゃなくて。

 

「ちょっと、受験票見せてくれる?」

 

あ、はい、、、、

 

「ほら、やっぱり違うよ」

 

一体何が起きたのか、パニック!

 

おーーー私は神様に見放されたのかーーー!

 

な、な、なんと、

4桁の受験番号の、下一桁を見間違えて

違う席に座っていたのだ!

 

40年前当時、

受験番号は、ゴム印の回転盤で

1枚1枚手で押していたため、

ゴム印のインクが薄くて、

 

3だと思っていたら

8だったのだ!

 

しかし、

これがもし、

3桁目の100番代だったら、

500番違い

確実に教室が、いや校舎が違っていた

のだが、

 

5番違いだったので、同じ教室の

5つ後ろの席へ移動で事なきを得た。

 

うおー神様は私を見放さずにいてくださった!

神様、感謝いたします!!!!!

 

やらかした割には落ち着いて

受験できたが、

 

結果は不合格。

そりゃそうだよね

 

高校3年間楽しすぎて遊び倒しました。

 

神様、そこは見逃してくれないのね。