レトロなわたし

更年期からのくらし 今だからわかる悩み楽しみ

変化してきた夫婦関係

来年は、二人とも還暦で、

結婚30年目だと 真珠婚式だそうです。

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記念日とかは、全然興味なくて。

 

30年の結婚生活で、何度か夫婦の力関係が変化しました。みなさんはずっと変わらないですか?

 

よく、子供が生まれると、お母さんは強くなる!

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と言いますが、私はだんな様に対して

強く出ることは出来ませんでした。

 

付き合っていた頃→   やさしくて頼もしくて

   ↓

結婚してから釣った魚に餌はやらない

   ↓

私が更年期を過ぎて何年かたった頃キレ気味の私

   ↓

ともに還暦を迎える歳になってだんな様も疲れてきた

 

と、こんな風に変わってきました。

 

付き合っていた頃*****

出会ったのは2人とも26歳の時

1991年平成3年、

当時28歳の年に

バブルが崩壊するのですが、

その前後の数年はデートは贅沢三昧、

私達はバブルを味わいました。

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もちろん、彼は仕事最優先ですが、

その次はスキー、

その次くらいが私か?

いや3番目かいっ!!!

 

 

結婚してから*****

ところが、結婚して豹変!笑笑笑笑笑

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もう、ただのワーカホリック

すへてにおいての最優先事項は仕事でした。

2番目に優先は、実家のご両親でしたね

さすが田舎の長男!笑。

 

私も、昭和の生まれなので、

 

  • 男尊女卑、長男の嫁
  • 男は仕事、女は家事
  • 女は黙って、亭主の3歩あとを歩く。
  • だんな様のおかげでご飯が食べられる。

 

という和文をガッツリ受け継いで

生きてきたので、

至れり尽くせりしておったら、

夫婦に上下関係が出来てしまいました。

 

 

過去のだんな様の

昭和の田舎の長男っぷりを紹介してみます。

 

29年間一度もゴミを出したことが無いです。

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つわりが酷かった時に、一度だけお願いしたら、

真夏なのに「次のゴミの日に出せば?」てな具合。

ところが、だんな様の友人が遊びに来て、帰る際に

ゴミ、出しとくわ

と言ってゴミを出しに行きました。

まーとんだええカッコしいです。やれやれ。

 

夕飯は、和洋折衷は許されません。

麺類のゆで加減が気に入らないとまる残しです。

だんな様を残して外出する時は、昼食に和食、中華、麺と選べるよう用意しておきます。

おそうめんは、揖保乃糸一択です。

カレーはお蕎麦屋さんのカレーの味と同じ味付けにします。

チーズでごまかしは許されません。

酸っぱい系のスープはご法度です。

朝は必ずお漬物を出します。

汁気の無いものやパサパサしたものは嫌いです。

固く焼けてしまったお肉は食べません。

靴下や下着がどこに入っているか知りません。

寝室、食卓、台所が、襖で仕切られているだけなので、だんな様が起きて来るまでは音を立てない様に待っています。

だんな様が休みの日は掃除機はかけません。

子供たちが小学校の頃は、今、何年生かいつもわかっていませんでした。

入学式や卒業式に来たことはないです。(これは別にいいかな)

我が家の住所、郵便番号、は正確に書けません。

固定電話に出ません。

宅急便も受け取りに出ません。

外れな質問すると侮蔑の眼差しでくびをかしげて無言です。

睨んだりもします。

盆暮れは何があっても帰省します。一度、暮れに当時3歳だった長男が高熱を出し、帰省するのが分かってるのに何で風邪をひかせたんだ!とキレられました。何が一番大事なんかい?

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自分の親がいるときは、別人のマメな優しいパパに変身です。

だんな様が思いついた事は、私がどんなに体調が悪くて無理と言っても関係なし、強行です。

 

さらに輪をかけて、

だんな様のお舅さん、お姑さん、お義姉さんの

善意という名の圧力に

さらに下へ下へと、

自分で自分をおとしめてしまいました。

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いまだにしんどいのはお義姉さんです。

自分の感情を揺さぶられないようにするために、

自分自身に、

何も感じない、何も感じない、

と一生懸命言い聞かせてやり過ごしていました。

 

この辺から、色々あって

自律神経は崩壊していくわけです、、、、。

(あ、いや、言い過ぎです。笑)

本当に毎日疲れ切ってましたね。

床に落ちてるゴミも拾えないほどに。

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ただ、、、

子供たちは本当にかわいかった。

宝ものです。救われていました。

 

 

私が更年期を過ぎて何年かたった頃*****

ある時、テレビで

夫婦のDVに関する番組を見ていた時ですが、

暴力だけがDVでは無い

という特集を見ていて、

身体にイナズマが走ったのです!

今でも覚えています!

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それまでずっと、

自分が出来が悪くで、気が利かなくて、

世間ズレしていて、

自分の了見が狭いからいけないんだ、、、、、

とまじめに本気でそう思って、

自己否定感満載で結婚生活を送ってきたけれど、

 

いや、私も怒って良いんじゃん!

私の了見が狭いんじゃなくて、

世間の女性だって怒る話じゃん!

 

と、やっと気づいたんです。

かなり解放されましたね。

いやDVとはもともと思ってないんですけどね,

とにかく、私も怒っていいんだ!と。

 

確かに、我が家の経済は

だんな様の稼ぎのおかげなんだけど、

だからって上下関係じゃないって思っていいんだ!

 

そこからは、

嫌なものは嫌だと言えるようになりましたし、

それ、自分でやってくれてもいいよね?

とお願いすることもできる様になりました。

 

田舎に越してきてからは、

ここぞとばかりに、

町の役がいっぺんに回ってきて、

全部私が代わりにやったのですが、

仕事から帰ってきて、子供の部活の送り迎え、

夕飯作り、洗濯物、明日の用意、

土日は

町の会合や、地区委員の催事の用意片付け、配り物

そんな時でも、だんな様は

俺が代わりにやっとこうか?という家の事はいっさいありません。

それどころか、

俺の昼ごはんはどうしてくれんの?

です。笑笑笑

あなたの代わりに行くのに、

昼くらい自分でなんとかせい!!

と言えなかったことが、言える様になりました。

そして今では、逆に

良いよぉ〜自分でなんとかするから。

と言ってくれる様になりました。

 

 

ともに還暦を迎える歳になって******

加齢に伴い、ホルモンのバランスの乱れからか、

無性にイライラする日が

何日が続いたりする様になり、

だんな様に対して、

とにかく言いたいことをズバズバ

言うようになってきていました。

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もちろん感謝の気持ちは常ありますが、

困った時も手伝ってもらえなかったことも、

子育ては丸投げだったことも、

まるで会社の上司と部下の様な関係も、

全部お返しします。てな勢いに、私がなっていました。

 

すると、今度は、

だんな様が、私を怖い、、、と言う様になって。

そこで私は

 

今までずっとあなたの顔色をうかがって、

毎日ひたすらうろたえてきた

その気持ちがわかるようになったでしょ?

と言い返したりしていました。

 

********

 

最近、だんな様が、

歳とともにだいぶ疲れてきました。

もちろん加齢のせいですが、

私が別人の様に、自己主張する様になったから

しんどくなってきたようです。

さらに

もともと、私はベタベタするのは

性に合わないのですが、

私が淡々と接してくることに

常に怒っているの?と思ってしまうそうです。

 

そうだよねー。

怒ったことなかったもん。

声を荒げて怒ったこともないし、

言い返したことないし、いつもいつも

自分の中に押し込めようと必死だった。

家の中が、気まずくなるのが嫌だったから。

でも、やっぱりその考え間違いだったんですよね。

 

改めて、

だんな様に聞いてみた。

 

あの私にとっての無慈悲な日々に、

あなたはいったいどう言う気持ちで接していた

のかと、、、、

 

そこで初めて私は衝撃の事実を聞いたのです。

 

だんな様は、

全て、私が、心から喜んでやっていると思っていた

と言うのです。

 

なぜなぜ?

 

それは、

妻は自分を愛しているから。

だそうです。

 

とんだ昭和のおめでたいやつ。

 

********

 

しかし、夫婦は合わせ鏡。

 

だんな様も、

月の半分はあちこち海外出張。

土曜日夜帰ってきて、次の日朝からまた出張

なんて日常茶飯事。

かと言って、会社に土日の振替休日を申請することも無し。

有給休暇を取ったのは、新婚旅行の時だけ。

出張から帰ってくれば、家にいなかった間の日経新聞

目を通し、家でも電卓がお友達。

 

そりゃクタクタですよね。

 

もしかしたら昔のだんな様も、

何もする気がなかったのでは無く、

クタクタで家の事は何もできなかったのかもしれません。

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相手の気持ちをちゃんと聞く、、、って

意外とお互い、してないのかもしれませんね。

みなさん、どうか、すれ違いが

どんどん大きくならない様に。

 

さあて、

残りの人生、このめんどくさいおじさんと

のんびりやるかな。

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