レトロなわたし

更年期からのくらし 今だからわかる悩み楽しみ

食費の節約で考え違いをしていたなと思うこと。

次男が生まれて子供が2人になったころ、食費のやりくりで、
ちょっと考え違いをしていたなと、反省した事がありました。

*雑誌漬けの日々*****
長男がお腹にできてから、
Benesseのたまごクラブ、ひよこクラブ
を読んでいました。
もともと、活字大好きだったので。

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出産後、転勤族で、ママ友もいなかったので、
子育ての悩みや疑問を
面と向かって聞いてもらう事も無く、
けっこう育児書や
アレルギーに関する本、歯に関する本、など
読みあさりました。

なので、やたら知識だけはありました。笑

そんな流れで子供達が幼稚園に入園してから、
今度は主婦向けの雑誌を読む様になりました。

よく、
食費月20000円!とか、
昨日の残りのおかずアレンジ100! とか、
「素敵な奥さん」「サンキュ」とか、
生き方云々より、やりくり節約モード全開の雑誌です。

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だんな様は食事の好き嫌いがはっきりしていて、
その頃は営業マンで、日本のあちこちへ出張し
取引先さんと美味しいものを食べて来たので、
味にうるさいんです。

 

うちは料亭じゃないんだから、要求が厳しすぎる!
っと言ったら、

 

努力すればいいでしょ?
と、返されたことがしばしば。

だんな様は
人間は、死ぬまでの食事の回数は決まっている。
少しでもおいしいものがたべたい。
という人なのです。

びっくりしたのですが、
テレビで同じこと
ガクトさんが言ってました。

である日、
雑誌に載っていた、前の晩のおかずのアレンジレシピを見て、
その通りに作ってみたものを食卓に出しました。

 

するとだんな様に、

仕事で疲れて帰ってくるのに、
これを食べろっていうの?

と悲しそうな顔をされたのです。

そうですよね。

 

10日間の海外出張に行って土曜日の夜帰ってきて、
次の日の日曜日の早朝、また海外出張に行く、、
てなことは、日常茶飯事でした。

土日出勤の振替休日もとったことない人でした。
有給も新婚旅行以外取ったことないと思います。
(今どきの働き方じゃないよね)

 

おうち飲みが好きなので、せめてご飯くらい
美味しいものが食べたい!と思うのでしょう。
その時は、あー申し訳なかったな、、、
と思ったのですが、

素材の良いものは高いし、田舎だから
お魚も1年中アジ、サバ、イワシしか売って無くて、
レシピも尽きる。
好き嫌いも激しくて、、、。
料理教室にも通ったのですがね、、、。

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食費はどうやって節約すれば良いのだろーか、、、
とその後も悩んでいました。

 

*ある雑誌との出会い*****

そうやって何年か過ぎたある日、

本屋さんで、一冊の雑誌に出会いました。

 

婦人之友社出版の

かぞくのじかん

という本です。

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かぞくのじかん | 婦人之友社 生活を愛するあなたに

(より書籍の画像をお借りしております。)

今でこそ、たくさんの主婦向け雑誌はありますが、
それまで自分が見てきた雑誌とは、
ちょっと毛色が違ったのです。

 

家計のやりくりの考え方が、

ただ節約すればいいってもんじゃない、
節約すべきところと、お金がかかっても
大事にすべきところがある。

 

というものでした。
まあ、一見当たり前なんですが、
当時は節約しか頭になくて、いけませんでしたね。

 

かぞくのじかん」は、
私が感じるに、主に5つの筋道のお話が
一冊ずつに分けて繰り返し示してある雑誌だと思います。

 

  1. 家計のやりくり、お金の考え方
  2. 片付け、掃除、
  3. 時間のやりくり
  4. 料理
  5. 子育てやメンタル

その中で、
家計のやりくりの特集の号を購入して、
読んでみました。

 

我が家は食費が他の項目と比較して多い!
とずっと悩んできたのですが、
それほど気に病む金額では無かった!!!
ということがわかったのです。

 

なんか、その時は本当に、ほっとしたのを覚えています。
なかなか家計の中身を、人に相談することは
できなかったので。

 

食事 というのは、
家族の健康をつかさどる、大事な項目。
おろそかにしてはいけないこと!

 

無駄遣いは良くありませんが、
必要以上に削る項目ではないのだ!と。

各世代、家族構成によって、
いくらくらいのバランスになると良いか、
算出する方法も書いてありました。

 

そして、もうひとつ、
こと細かに1円たりとも書き漏らさず家計簿をつけることより、
もっと大事な事は、

予算を立てる事!
これも当時の私にとっては目からウロコでした。

 

まず、年間の予算を立てて、
毎月の予算もたて、
月々の予算の中でやりくりをするのです。
そういえば、だんな様も、
家族の10年後、20年後の生活設計を
いつも描いていました。


そして、
予算を立てるときの、
項目も、よくある当時の主婦向け雑誌の項目とは
少し違っていました。

でも、その項目の分け方か、
私の感覚、捉え方とすごくしっくりきたのです。

 

ただやみくもに節約することや、小手先の節約は、
続かないし、崩れやすいと思います。
ストレスにもなります。

しかし、食費こそ、節約こそすれ
削ってはいけないのです。

 

息子たちが一人暮らしをするにむけて、
いつも言ってきかせていました。
今もです。

いまの食事が将来の身体をつくる と。

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この、婦人之友社の創設者は、
羽仁もと子さんと吉一さん
というご夫婦で、キリスト教信者の方です。
キリスト教の教にもとづいた生活を
理念においておられますが、
宗教の本ではありません。

かぞくを大切にするという事はなんぞや?
というテーマの雑誌です。

なので
5つのテーマに沿った特集が組まれていても、
各刊の根底には同じテーマがあると思います。

1904年に創刊され、今も受け継がれている
羽仁もと子案・家計簿」もやりくりが定着するまで
つかっていました。

子供にも、
なぜ、我が家はそこにはお金を使わないのか?
なぜ、我が家はそこにはお金を使うのか?
を見せていくことで、

親御さんの生き方や、人生の哲学
伝えていくことが出来るのだと思います。

 

子供の金銭感覚は、小学校で出来上がる

 

とテレビで聞いたことがあります。
それが本当なら、
我が家は子供達に
ファイナンシャルプランのたてかたは、
教えてあげられて無かったなーと思います。

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ですから自分達で勉強している様です。

息子達よ面目ないっ!