更年期を過ぎ、年齢を重ねた皆さんへ。
職場の薬剤師さんからいただいたアドバイス。
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眠れない事を気に病まないこと!
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更年期をすぎると、
ホルモンの減少により、
自律神経のバランスがくずれ、
起きている時に優位の交感神経と、
寝ている時に優位の副交感神経の交換が
上手にできなくなります。
それまであまりストレスもなく元気に
過ごしてきた女性も、
快眠の回数が減ってくることがあります。
ですから、
おかしい、この私が眠れなくなるなんて!!!!!
と、かえって気にしすぎては、
心と身体のバランスを
くずしてしまいます。
*いびきが原因*****
その他にも、眠れなくなる原因があります。
更年期を過ぎて、60歳近くになると
多くの女性が、
いびきをかくようになった!
といいます。
私もです。お友達もそうです。
これは、
舌の筋肉が衰えて、喉に落ちるから。
鼻詰まりや蓄膿のある方も同様に
睡眠時無呼吸症候群になり、
無意識の酸欠状態がおこり、
疲労が回復しないまま朝を迎える、、、
という人が増えるわけです。
まずは、睡眠時無呼吸症候群専門外来に
相談してみてはいかがでしょうか。
なぜなら、
疲れが取れないと、
ウイルスが身体に入ってきても、
やっつけるための熱を上げることが出来ずに、
だらだらと微熱が続くという状態になります。
それ、よくないんですよ!!!
*高血圧が原因*****
そのほかにも
血圧の要因もあります。
血圧の高いひとは、質の良い睡眠を得られないこともあります。
私は出産後、血圧が高くなりました。
血圧の高い人は、脳がハイ状態なので夢を見ると
同じ薬剤師さんがいってました。
脳がハイとは、交感神経が優位ということ。
つまり、戦闘態勢にあるということです。
まあ、私は身体動かさないしね。
運動で血流をよくして、
適度に疲れるといいのにね。
運動をしてこなかったから。
確実に後悔です。
みなさん、運動は大事!
スポーツじゃなくて運動でいいんですよ。
スポーツは苦手。
趣味で楽しくやれればいいのですが、
チームスポーツですと
勝ち負けにこだわるおばちゃんがいると大変。
でも、私の場合は、もし運動をしていたら、
もっと楽にやり過ごせた項目が
いくつもあったと断言します。
60歳を前に、それだけは悔やまれてなりません!
私は、仕事で疲れてるから、寝つきはいいけれど、
脳が休まらないって感じです。
目覚ましが無くても、
朝5時台に目が覚めます。
カーテンは、あえて遮光にしていません。
目覚めたとき、
たいていお手洗いに行きたくなっているので、
もう起きるしかないです。
だから、
何時間寝た?とかよりも、
起きた時に、疲れが取れていれば良し。
取れてなければ、改善の余地あり。
と考えることにしています。
たまに、強烈なストレスがかかると、
夜中パッと目が覚めてから
ギンギンに目が冴えてしまい、
思考のるつぼにおちいります。
そういう時は、
ひたすら深呼吸です。
呼吸に集中します。
特に息を吐くことが大事です。
息を吐くことが、副交感神経を活発にします。
緊張したり、体の痛みを我慢するとき、
息を止めてませんか?
そんなときも、深呼吸をして、
いっぱい息を吐きましょう!
ま、それでも眠れないなら、
まぁ、、、いっか。
とすることにしています。笑
*加齢による原因*****
処方箋をもらいにくるお年寄りの皆さんは、
眠れない事を、悪!の様に思っていますが、
加齢による現象として
歳をとると眠れなくなるのは当たり前だそうです
加齢によるホルモンの減少により、睡眠をつかさどるメラトニンが出にくくなります。
体内時計が狂い、早く寝てしまうので、朝早く起きてしまいます。
また、浅い眠りのレム睡眠が長くなり、尿意や物音で目が覚めやすくなります。
糖尿病のお薬を飲んでいる方は、
利尿作用があるので、さらに
何度も夜中目が覚めてしまいます。
本当にお気の毒です。
ですから、加齢により熟睡中ができなくなるのです。
自然の摂理です。
しかし、お年寄りでも、
昼間運動されている方は、
良い眠りを得られる確率が高いです。
心地よい疲労を得、
自律神経の交感神経と副交感神経の交換が上手くいくからです。
59歳の今、経験を通して1番言いたいのは、
やはり、運動はしたほうが良い
ということです。
運動してこなかったから言えます。
*カフェインが原因*****
あ、それから、
私は若いころから、コーヒーが大好きで、
1日中飲んでいました。
夏はアイスコーヒーを一日何杯も。
今考えると本当良くありませんね。
コーヒーは、東洋医学の考えでは体を冷やすもの。
またカフェインの効果、影響はもろ刃の剣。
私は50代後半からは、3杯のむと手が震えます。
夜飲むと、目が冴えてしまうので
2年程前から、
カフェインレスコーヒーに変えました。
その代わり、外食した時は、せっかくですから、
そのお店のコーヒーをじっくり堪能させていただいています。
*寝る前のスマホ*****
それから、
寝る前のスマホ、本当に良く無いです。
ひとり暮らしのみなさん、
夜、寝ようと、部屋の電気を消してから、
でもやっぱりもうちょっとスマホ見ようと
布団の中で見たりするのはよくないですよ。
睡眠をうながすメラトニンの分泌は、
光によって抑えられてしまうのですから。
*自分に合った安眠グッズを**
音楽、運動、アロマ、寝具や抱きまくら、
サプリメント
お気に入りの就眠グッズをみつけましょう。
私は、Upmind というアプリを入れています。
自律神経のバランスをスマホで測るものです。
でも以前、
同じようなアプリを入れていたのですが、
良い結果が出たためしがなかったので
今回は測っていません。気にしていないので。
ただ、ほとんどがサブスクでないと
出来ないアクションの中、無料で聞ける
寝る時の音楽の「瞑想の音楽」
がけっこういい感じで眠りにつけます。
*ストレスからくる不眠にむけた漢方*********
安眠の助けに、市販薬の漢方の中で、
ストレスからくる
一般の不眠に向けたものとしては、
- 抑肝散
- 抑肝散加陳皮半夏
- 酸棗仁湯
- 加味逍遙散
- 加味帰脾湯
などがあげられますが、
更年期からくる不眠となりますと、
また、別の漢方の選択もでてきます。
長くなるのでそれはまた今度お話しします。
みなさん、どうぞお大事に!