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引っ越し前に住んでいた家は、築50年近い古い木造の持ち家。
しかも、観光地でもないただの田舎町にある。
古いがゆえにあちこちに問題がある物件は、売りたいけど売れるのでしょうか?。。。
リフォーム??貸す?そのまま持ちつづける?売る?
いったいどれが正解なのか悩みに悩んでます!
空き家を放置していると、特定空き家に指定されてしまいます!
- 空き家となったわが家の実際の悩みどころ
- リフォームや建て替えも考えたけど、しなかった理由は?
- 人に貸すことも考えたけど。
- 空き家にしておくリスク
- 中古の一軒家だけど、購入してよかったから空き家は売りたい
空き家となったわが家の実際の悩みどころ
ベランダ倒壊のきけん
入居した時からすでにベランダはさびていました。でも手すりは大丈夫。
支える土台の足元がくち果てていて、なおそうか悩んでいるうちに引っ越しに。
たとえ住んでいなくとも、名義はまだ夫のもの。
ベランダ倒壊による事故の心配はきえません。
さいわい、外壁や屋根瓦は、くずれたり飛んでいってりはしなさそうです。
固定資産税、町内費を払いつづけなければならない
住んでいなくても持ち家なので、固定資産税は払いつづけないといけません。
町内費(自治会費)も毎年住んでいる地区から請求されます。
ただ町内費を払っているので、片付け途中の引っ越しゴミは、以前の場所でださせていただいています。(そこは助かっている、早く片付けなければ)
家の周りの雑草の手入れ
世の中気にしていない人はたくさんいます。
引っ越し前の家も近いもんで、町なかで会う元ご近所さんたちが
『草いっぱいだったから抜いといたわよ~』とか、
『だいぶ木が大きくなってお隣さん家まで行きそうよ~』とか
ありがたいことに教えてくださる。
これを無視するわけにはいきません。田舎なものですから。
冬の水道凍結防止のため電気は契約したままに
降雪地帯は、冬になると水道が、こおる!
かならず水道凍結防止のため、水道管に巻き物をします。そこに電気で水道管を温めておくヒーターをいれておきます。
それでも、わがやは、家自体に断熱材が入って無かったので、かべの中で凍って毎年水が出なくなります。
ここで怖いのが、水が凍って膨張し、水道管が破裂すること!
こうなると、自責ですからお金をかけて水道屋さんに直してもらわなければなりません。
そのために、家を手放すまでは電気は契約したまま。
ここでもまた余分なお金がかかるのです。
雪かきに出向かなければならない
大量に雪が降った日は、家の前の通り道に雪かきに行かなければなりません。
家の周りは、空き家と、雪かきできないご高齢者ばかり。
これもまた、ご近所さんに言われます。
『おたくの前だけまだ雪残ってるわよ~~~』
って。でもこれは良い方。
代わりに誰かに雪かきしてもらった時のほうが大変。
へたしたらお菓子持参でお礼に行かなくては!家庭菜園していたら、お金をかけずにお野菜を持っていけるのだけどね。
リフォームや建て替えも考えたけど、しなかった理由は?
じっさい、はじめのうちは、リフォームや建て替えも考えました。
見学会にもいきましたよ!
住宅メーカーさんはていねいに説明してくれましたし、見積もりもしてくださると。
しかし、建て替えを選ぶ場合、いろいろと不安要素もでてきました。
両隣、後ろの家との間が肩はばほどしかない
屋根から落ちた雪が、となりのがべにあたっていました。
田舎の地域独自の決まり
おとなりとの境は、○◯cm以上手前に、塀やかきねをつくること!
というのがけっこうあって、建て替えはひとまわり小さい家にしなければいけません。
建築基準法の接道義務と都市計画区域内か?
道路に、2メートル以上面してはいますが、道路の幅は4メートルはありません。
が、都市計画区域内ではないので、セットバックは不要ということです。
しかしながら、道路幅は、車一台分。
家の周りに、トラックや資材を置いておく敷地がない所がネックです。
ただ、リフォームは提案として最後まで残してました。リフォームなら建築確認申請が必要ないからです。
しかし、既存の間取りは使いづらいものだったので、間取りは変えたいなあ。。。と思ったりしましたね。
人に貸すことも考えたけど。
人に貸すことも考えました。月1万円でもいいから。
立地条件はいいので、生活するにはとても良いと思います。
また、意外なケースとして、
家をリフォームされるご家族が、終わるまで住みたい
というケースも、実際あるんです。
しかし、それは新築が完成するまでの間。安定した収入にはなりません。
スキー客用に民泊として。。。とも思いましたが、ご近所には嫌がられるでしょう。
それに冬だけですし。
ただ、水回りは以前リフォームしたのできれい。
もし、空き家バンクで家を探したとき、部屋はきれいでも、水回りが汚かったり使いずらかったったりすると、ちょっと考えちゃいますよね。
ご自宅をリフォームするご家族向けに?スキー客相手に民泊所?
いずれも、持ちつづけるに値する理由にはならないですね。。。。。
空き家にしておくリスク
1.持ち主や権利が、相続によって複雑化するリスク
わが家は空き家バンクでいまの家を購入しました。
空き家バンクあるあるなんですが、
契約までしたのに、後になって、
名義がおじいさんのままで、親戚中を回ってハンコをもらわないと名義変更できないのですが、中には押してくれない親族がいて、結局白紙になる
というケース。
自分でするにも、不動産のことはよほど詳しくないと大変です。
個人売買は、あとあとクレームが出てきたりするので気を付けたほうがいいですよ。
現状引き渡し。。。といって住み始めたら、今までなかった雨漏りで購入者さんから訴えられた。。。
なんてこともあります。
わが家の場合、独身の兄弟に住んでもらう案もあるけど、東京暮らしの兄弟に、田舎の暮らしは馴染めないと思うんですよね。
2.放火や空き巣、動物が住み着くなど防犯上のリスク
○放置したまま朽ち果てたまま、危険な状態になる。
○イタチや猫、野生動物のすみかになってしまう。
○お隣さんに樹木がかぶさってしまう。
○お隣さんは、勝手に木を切れないし、連絡先もわからないし。。。。。
そうやって迷惑になっている空き家が実際まわりにたくさんあるんです。
3.資産価値がなくなっていくリスク
空き家のわが家は立地はバツグン!
駅、スーパー、病院、役場、郵便局、銀行、学校。
雪の日でも、としよりの足で歩いて行ける距離にあるのですが。。。
でも、近所に空き家がふえ、子供のいない家がほとんどで、次の代には空き家だらけは確実です。
我が家の子供たちも、帰ってくる予定なし。
このさき、あと20年かそこらで、私たちがお墓に入ってから子供が売ろうとしたら、持ち続けていただけの価値はみじんもない。。。
と予想されるなら、今売った方がいいのかもと思ったりして。
親の代の持ち主さんは、思い入れがある。
でも、子供の世代が
住みたくない!!帰る気もない!!
でも売りたくても親族の許しが出ない、でそのまま10年、20年。
人の住まない家は傷んでいくもの。
町の景観がますます限界集落みたいになってくる現状。いやほんとに。
荒れたままにしておくと、指定空き家となり、固定資産税が高くなる!!!
せめてご近所に迷惑をかけないように、売ってしまいたいなあ。
中古の一軒家だけど、購入してよかったから空き家は売りたい
でも、引っ越した家は、中古住宅ですが、本当にありがたいほどに住みやすい家なんです。
とにかく、夏すずしく、冬あたたかい。
前の持ち主さんには、感謝しかありません。
売ってくださったからこその、今の私たちの暮らしがあります。
田舎の人って、なんで中古住宅じゃダメなの?
新築信仰はもうやめようよ。
空き家となった古い我がやは、
リフォーム?貸す?残す?売る?
結論。売る。
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by よくわかる!不動産売却 不動産売却の基礎知識を解説