レトロなわたし

更年期からのくらし 今だからわかる悩み楽しみ

更年期からの髪の悩み、薄毛、乾燥、白髪が増えてくるのはなぜ?

更年期に入り、女性の加齢による薄毛、乾燥、白髪が気になる!

 

更年期に入ると、女性ホルモンの分泌の低下や、加齢による血流の変化によって、

髪に変化が出てきます。

私は加齢とともに、髪が常に乾燥するようになりました。

髪も細くなり、張りがなくなり、頭頂部も薄くなってきました。

 

なぜ、加齢によって薄毛や、乾燥、白髪が増えてくるのでしょうか。

 

女性ホルモン=エストロゲンが減ってくる

 

エストロゲンの大きな仕事として、妊娠に備え、

子宮の環境をととのえるという使命があります。

 

そのほかに、とどけられた栄養で、髪や肌を、

健康ですこやかな状態に保つ役目があります。

 

その働きをするエストロゲンが減ってしまっては、髪が育ちにくくなり、

髪が細り、抜けやすくなり、結果頭頂部が薄くなってしまうのです。

 

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ホルモンの代わりはないの?

 

残念ながら、エストロゲンは、

年齢を重ねてもずっと体内で作られるものではありません。

 

しかし近年の研究で、エストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボンから成る、

エクオール が注目されています。

 

食事から摂った大豆イソフラボンが、体内の腸内細菌によってエクオールに変換されるのです。

 

ただ、ひとつ問題が!!!

腸内細菌で、エクオールを作れる人は、日本人では二人にひとりと言われていて

それは人によって腸内細菌が違うからなのです。

 

自分はエクオールがつくれるか?婦人科で調べてもらえると聞いているのですが、

勤め先の店にくるお客さまから、「快く調べてくれたわよ!」

という話はきいたことがありません。

 

婦人科医から見たら、そんなもの信頼性が無い、意味がない、と返事がきそうですね。

 

知りたい方は、ネットで『エクオール検査キット』が購入できますが、

精度にはさまざま意見があるのは事実です。

 

そして、エクオールを補うためにサプリメントも販売されています。

が、これも色々ご意見あります。

錠剤の状態を保つために、添加物もゼロではありません。

 

私はエクエルを飲んでいますが、髪に関しては

ビフォーアフターでデーターを取っていないので、わかりません。

 

私の場合、更年期を過ぎて、母の介護が終わった時から始まった

「急に襲ってくるとてつもない絶望感」と

「膀胱炎そっくりな仕事も出来ないほどの痛み」が

実際軽減されるので飲んでいます。

もちろん、人によって効果のない人もいるのも事実です。

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血流が悪くなり、髪まで栄養が運ばれにくくなってしまう

 

加齢とともに、血液がさらさらな状態からスムーズに流れない状態に変わってきます。

 

そのため、血管に負荷がかかったり、血管が狭くなったりして、血流が悪くなる。

 

そうなると、髪まで充分な栄養(タンパク質)が届きにくくなるのです。

 

ほとんどの女性が、加齢とともに血流に変化かおきますが、

すこしでも良い状態にするために大事なこととして、

 

  • バランスのとれた食事。特に上質のたんぱく質。
  • 良質の睡眠。
  • できるなら疲れ切ってしまわない程度の運動。
  • ストレスと上手に付き合う。

 

これらを実行して、血液をサラサラにたもちましょう!!!

私も、動脈硬化の検査において、すこし改善したんですよ。

 

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腎の華は髪にあり

 

中医学では、腎の華は髪にありという言葉があり、

髪を見たら、実年齢とは関係なくその人の老いがわかる

という考え方があります。

 

また、髪は

血余けつよ(血の余り)と言われ、血液が全身をまわり、残った栄養が髪にくる。

という考え方もあり、

栄養不足、血のめぐりの悪さが、髪にあらわれるという意味です。

 

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ストレスが原因のことも

 

また、ストレスが自律神経に影響を与え、血流を悪くする場合もあります。

この時期は、夫の両親や自分の親の介護、子供の高校や大学受験、合否の心配や

お金の工面などの心労が重なったりしますよね 

 

いくつものストレスがかかってしまう年代。

自律神経も乱れ、うまく身体中に気を回すことも、難しくなってしまいます。

 

しかし、

誰にもおとずれる老化と違い、ストレスは誰もが必ず増えるわけではありません。

 

現に、私の友人に、

60歳をとっくに過ぎても、薄毛もなく、白髪もほとんどない女性がいます。

 

彼女は、ふだんから人の2倍食べ、

胃もたれすることも無く、

一年中下着を着ずとも冷えが無く

仕事でミスをしても気にすることが無く、

人に頼ることに抵抗が無く、

とても素直で無邪気、いつも大声で笑って過ごしています。

うらやましい限りです。

 

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髪がパサパサに乾燥してしまうのはなぜ?

私の髪の乾燥の原因は?

私は加齢とともに、髪が常に乾燥するようになりました。

髪も細くなり、張りがなくなり、頭頂部も薄くなってきました。

 

原因はたくさんあります。

〇遺伝的に若白髪で、30代から市販の白髪染めを使っていた。

   ➡地肌や髪の毛に薬剤による負担をかけてきた。

〇若いころから更年期までカフェインを過剰に飲んでいた。

   ➡カフェインは血管を収縮させる。自律神経を興奮状態に!

〇紫外線対策をしてこなかった。

   ➡頭皮の日焼け、髪へのダメージの放置

  (帽子もかぶらず何年もの間、真夏も1日2回も公園に通ったなあ。)

〇元々胃腸が弱く、熱を作りにくい身体、冷え症。

   ➡食べたものが消化しずらく、胃もたれなどで胃が固くなり、

    ぜんどう運動も鈍くなるので、からだが温まりにくく冷えがある。

こういった要因をつくっていました。

 

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髪が乾燥するその他の要因

 

外的要因・・・・・職場や、寝室の乾燥(エアコンの吹き出し口に居る)など

外での仕事・・・・(紫外線に当たり続ける、髪のやけど状態

          砂やほこりなどをかぶりがちな環境

身体的要因として・・・の衰え

 

中医学では、『水』に深くかかわります。

が衰えることによって、むくんだり、肌や、髪、眼球、あちこちの粘膜が

乾燥してしまいます。

 

加齢とともに、エアコンや炎天下の下で、目が乾燥してしまい、痛くなってしまった

ことありませんか?

髪だって同じです。

 

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外的要因の対策

 

*帽子をかぶる。

*髪をヘアクリームで保護する。

*髪を洗う時のお湯は熱すぎないように気をつける

*熱すぎる温度のドライヤーをかけない。

    行きつけの美容師さんが、

    ドライヤーによって髪の状態に差が出るのを体験してる、

               と言っています。

*髪を洗いすぎない。

    これは美容師さんと意見の分かれるところ。

               水分も油分も減ってくるので 洗いすぎない方がいい!

               と私は絶対思います。

*アミノ酸系のシャンプーを選ぶ。

    10年前と違って、サロンでなくともアミノ酸系ヘアアシャンプーは

    市販でも手に入るようになってきました。

      アミノ酸系シャンプーとは、皮膚や髪を構成するアミノ酸と

    同じ成分で出来ています。

 

    髪や頭皮にやさしく、洗浄力が強すぎないので、頭皮や

    髪の元々の保湿成分や油分を必要以上に取りすぎないのがいいところ。

 

    さて、どうやってえらぶか?というと、

 

  成分表に ココイルグルタミン酸Na、  ココイルグルタミン酸TEA

       ココイルメチルアラニンNa、 ココイルアラニンTEA

       同じたんぱく質ベタイン系のコカミドプロプルベタイン

  

    といった表記が最初の方に書いてあればOKです。

    石鹸シャンプーも自然派志向の方は好きでしょう。

  違いは、

    ・アミノ酸系は弱酸性。洗浄力が優しいのでワックス、グリースは

     落ちにくい。

    ・石鹸シャンプーはアルカリ性。さっっっっぱり洗いたい人向け。

    ・アミノ酸配合シャンプーと呼ばれるものは、

     アミノ酸以外の洗浄成分が入っている。

 

薄毛は、遺伝的要素が影響する事もありますが、

どちらにしろ、少しでも早くから、

日常生活で出来ることから取り組んでいかないと難しいものです。

 

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なぜ白髪がふえるの?

 

正直、これこそ薄毛とともに、遺伝的要素がおおきく、

それを踏まえて、若いころから対策を講じていないと、防ぐのは厳しいかな。

 

先ほど言いました、腎の華は髪にありの、

腎が衰えることにより老化が始まります。

 

でも、中医学のとは、腎臓のはたらきも含みますが、

腎臓のことを指すのではありません。

成長、発育、生殖、にかかわる

泌尿器、生殖器、腎臓などの機能と呼びます。

 

髪の黒を作るのは、メラノサイトの細胞が作るメラニン

腎が衰え、血流の悪化、疲れによる栄養不足、ストレスなどで

メラノサイトの機能が低下し、白髪が増えるのです。

 

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薬膳から考えると

薬膳の世界では似類補類(にるいほるいといって、

似たものが同じ類を補うという考え方があります。


黒い髪の毛を育てるには、黒豆、黒ゴマ、ひじき、黒米、昆布、わかめ、などを

精血を作る赤い食材、クコの実、クルミなどを取るとよいとされています。

しかし、誰にも当てはまることではないと思います。

 

なぜなら、ひじき、わかめ、昆布、くるみなど、消化に時間のかかる食材は、

消化力の無い人にとっては、たくさん摂りすぎるとお腹によくないからです。

すこしずつ、毎食なら良いですね。

 

まだ、老化が始まっていない世代の方で、老化以外が原因なら

また髪を黒く育てることも可能ですが、

更年期世代の方々は、なかなか頑張りどころです。

厳しいです。

老化は遅らせても、止めることはできません。

 

そこで悩み落ち込むより、髪のターンオーバーを良くするように心がけながら、

グレイヘアを楽しむ方がポジティヴですよ!!!

 

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グレイヘアを楽しむ

 

60歳の4年程前に、半年かけて美容師さんに相談しながらグレイヘアにしました。

グレイヘアにして、職場のお店に来るお客様から

いいわね!素敵ね!私もやってみるわ!とお言葉をいただくことがあります。

 

グレイヘアにすると、派手な色が映えたり、黒い服がかっこよくなったりします。

 

若く見られたいということが、なぜかあほらしく思えます。

人にどう見られるかより、自分がどうしたいかを優先にしたくなります。

 

マメに美容院に行き、清潔を保っていればじゅうぶんです。

 

気持ちが楽ではないですか!!!

 

ただ、ひとつ、アドバイスが。

 

グレイヘアにワックスやグリースを毎日つけたり、パーマをかけると

黄色みが出る人がいます。

日本人は多いそうです。かくいう私もです。

 

どうしても、黄色みがいやな時の選択として、紫シャンプーがあります。

とは言っても、染めるのをやめたので、紫シャンプー使うの、

くやしいよね!(そこかっ!)

 

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まとめ

更年期を過ぎてから

薄毛、髪の乾燥、白髪が増えるのはなぜ?

 

  •   女性ホルモン=エストロゲンが減ってくる
  •   血流の悪化で、髪まで栄養が運ばれにくくなる
  •   腎が弱ってくる
  •   ストレスが原因のことも
  •   若い時からの生活若習慣
  •   メラノサイトの機能の低下

 

では、髪によいこととは?

 

*血流を良くする

*食事・・・・・・・・・・・十分な量の良質なたんぱく質、黒や赤い食材、

              充分な咀嚼、適度な運動、良質の睡眠

*イソフラボン摂取・・・・・女性ホルモンの代わりエクオールサプリ・

              大豆製品摂取(イソフラボン過剰摂取は

              鉄分の吸収を阻害する諸説あり)

*腎をいたわる・・・・・・・良質の睡眠、バランスのとれた食事、

              適度な運動(下半身を強くする)

*漢方薬・・・・・・・・・・八味地黄丸、冷えのある人牛車腎気丸、四物湯、

              ただし髪が真っ黒に戻るというものではありません

*ストレスの軽減・・・・・・趣味に熱中する、身体を動かす、

              メンタルトレーニング、お気に入りのアロマ

*紫外線、乾燥対策・・・・・帽子をかぶる、ヘアケア製品をぬる、

              寝室の乾燥対策

*ドライヤーの温度・・・・・熱すぎる温度の熱風を当てすぎない。

              高品質のものを選ぶ

*アミノ酸系シャンプーを選ぶ・・やさしい洗浄剤、弱酸系、

                シャンプーしすぎない、

                高い温度のお湯で洗わない

*その他・・・・・・・・・・頭皮のマッサージ、

              頭皮を傷つけないヘアブラシでブラッシング

 

噛み締めや慢性の肩こりがある方は、筋肉が硬くなって、頭皮までの流れを妨げがち。

ほぐしてあげましょう。ただし、こめかみなどはやりすぎないように。

 

そして、どうしても、

自分で家でできる事をやっても

薄毛、抜け毛が気になって、悩み続けているのなら

 

皮膚科、内科、専門クリニックに行ってみる

という選択もあります。

 

私は自分の髪が、薄毛や乾燥になるのは

そうなってしまうだけの今までの理由があるので仕方がないと思っています。

 

頭頂部がペタンコなのは、上だけカーラーを巻いたり、上だけパーマをあてたり工夫しています。

 

更年期過ぎてからの髪にお悩みは、男性も女性もあります。

 

近い将来、仕事を引退したら、

大好きなベリーショートにするつもりです。

 

あまりにも頭頂部に悩むようになったら、

老眼鏡のあつらえと同じ感覚で、

ウィッグをオーダーしに行きますよ!

 

出来ることを、今からやってみましょう!